まだ鍼灸を学び始めてから時間が経ってない時って、「どういう風に施術したらいいかわからない」って事はありませんか??
今回はそういう学生さんや、新卒の鍼灸師の先生向けの記事を書いてみます。
臨床に出て数年たってもそういうことはあるんですが、ある程度体表観察が出来ているとわからないなりにも施術が出来たりします。
今回は学生時代にお世話になった勉強会で学んだ体表観察の仕方をご紹介。
泣きまくった学生時代
自分が学生時代行っていた勉強会は、学生だろうが免許持ちだろうが、30分で問診~施術まで終わらせて症状を変化させろという、学生にとってはとてもハードルの高いものでした。
「わからなければ患者に聞け」と言われましたが、何を聞いていいかわからない。
いつからですか~、どうしたら痛いですか~とか聞いてみますが、ソレをどう生かせばよいかわかりませんでした。
で、そんな状況では時間だけが過ぎていきます。
とりあえず身体を触ってみるものの、施術ポイントがわからない・・・。
30分経っても何も変わらない症状、何も出来てない自分。
ふつーに泣きました。
全然わからんし。
間違い探しをしてみよう
泣いてる自分をよそに、講師の先生が患者役の方の身体を触りモノの5分程度で変化を出します。
なんでそんな事が出来るかが不思議でしょうがありませんでした。
先生が教えてくれたのは、『施術点を探すのを難しく考えすぎ』という事です。
まだ臨床に出てるわけではないので、やり方がわからないのはしょうがないがビビりすぎてると諭されました。
『まずは身体全体を触って間違い探しをしてみよう』と、手取り足取り教えてくれました。
これが非常にわかりやすかった。
患者さんの身体の全体を触りながら、ココは湿ってる、ココは固くなってる、ココは熱を持っていると、他と違うところを順番に探していきました。
往々に施術点となる所は他の部分と何か違います。
人体図で示していくと↓こんな感じ。
かなり大雑把ですが、こんな感じに肌の温度や硬結、肌の緊張具合等、他と違う部分を間違い探しの要領で探していきます。
最初から全体で診るとわかりにくいので、背中なら背中の上と下で違うところ、手足なら左右で違うところなど場所場所に区切って診ていくとわかりやすいですよ\(^o^)/
鍼灸施術は怖くない
最近は学生の施術練習などは教員がいないと不可など厳しくなってきているかと思います。
ただ、体表観察するだけなら刺したり、燃やしたりするわけではないので特に制限も無いと思います。
わかる先生に一緒に見てもらうと、違う部分などが発見しやすいですが友達とゲーム感覚で楽しんでみるのはいかがでしょう?
身体に触れるという事に慣れておいて損という事はありません。
触る人によって、くすぐったい、圧が強すぎる等色々違いがあると思います。
そういう違いも楽しめると面白いですね♪
実際の施術では、最も他と違うところに施術すると、小さい反応は消失する事が多いです。
一番大きい間違いを見つけれると、施術する手間も減るので一石二鳥です。
難しく考えずに、一番他と違う、何か変!って所を見つけるゲームをしてみて下さいね\(^o^)/
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