前回は初学者向けに体表観察の記事を書きました。
今回は体表観察をするうえで、意識してると面白いかもしれない事を追記します。
前回の復習
前回はゲーム感覚で他の部分と違う部位を探してみよう!という事を書きました。
人体図でいうとこんな感じですね。
大雑把にこの辺何か突っ張ってない?とか、何か冷えてるとか、グリグリ(硬結)がある!とかですね。
施術する上でこの他と違うところを見つけるのって大事な事なんです。
前回大雑把に見つけた場所が面だとすると、今回見つけるのは点!
少しだけ詳しく調べてみようって事です。
面から点へ、さらに細かい間違い探し。
教科書で虚実は習いましたか??
虚は弱ってるから補法を使おう、実は溢れてるから瀉法を使おうっていうアレです。
施術点となる反応点にも虚実があったりします。
例えば↓こんな感じ。
凄い大雑把な図ですw
皮膚に対して凹んでる部分は虚、膨らんでる部分は実。
前回の図で見つけた張ってる部分の中にも虚の部分や実の部分があることが多いです。
今度はそれを見つけてみようって事です\(^o^)/
やることは基本的に前回の間違い探しと同じです。
今回は、前回見つけた部分の中からさらに間違い探しをする感じですね( ´∀`)b
コレが見つけれるようになると施術が楽しくなるかもしれません♪
反応点の表情は?一口に虚実と言っても・・・
注意して探っていると色々な反応点が見つかると思います。
ひょっとするとただ凹んでいるだけとか、膨らんでいるだけじゃない所があるかもしれません。
こんな感じに表面は突っ張てて、奥にグリグリがあるとか、
表面は凹んでるけど奥にグリグリがあったり、
表面が膨らんでて、奥の方にグリグリがあるとか。
これ以外にも反応点の形はありますが、結構場所によって違う事が多いです。
虚とか実を見つけれると、こういうのに注目して調べてみるのも面白いですよ\(^o^)/
何故見分けれると良いかというと、臨床では反応点によってやることが変わるからです。
臨床にどう生かす?
反応点の間違い探しはどう臨床に生かされるんでしょうか?
答えを先に書くと、より短時間で効果的な施術が出来るようになります。
例えば、虚の所に瀉法をすると余計に虚になっちゃうって思いませんか??
良くするつもりが悪くなっちゃったりする事って臨床ではたまにあります。
そういうミスを防げます。
またその反応点に適した施術を行う事で、早く症状が改善したりします。
実の反応に鍼を刺してる図です。
どのように刺すかによっても効果が変わってきます。
ただこれって反応点がどういう形なのかイメージ出来てないと中々難しいです。
虚でも同じですよ。
虚してる中央にお灸をするのか、半分だけお灸してみるのかw
最初からピンポイントを狙えなくてもいいんですが、後々狙えると施術時間短縮、無駄な施術をしなくていいので患者さまの負担を減らすことが出来ます\(^o^)/
触る練習は免許が無くても出来るのでおススメです♪
点を探す練習法
ゲームのように楽しんでほしい練習法があります。
用意するものは
- 電話帳やメモ帳などの枚数がある紙。
- 自分の髪の毛だったりシャーペンの芯だったり。
コレだけで人の身体を借りなくても練習で来ちゃいます( ´∀`)b
大体想像がつくかもしれませんが、髪の毛なりシャーペンの芯をメモ帳の1枚目と2枚目の間の適当な所に挟みます。
その後1枚目の上から、どこに髪の毛やシャーペンの芯があるか探すというものです。
分かれば、次はもう一枚下に髪の毛を移動させまた、一番上から触るというのを繰り返します。
コレをすると指先の感覚が良くなってくるので、反応点を探しやすくなります。
友達と勝負したり、日記をつけたりすると面白いですよ\(^o^)/
長続きのコツは楽しみながらやることですよ♪
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