『はり・きゅう師になるには』で紹介したように、鍼灸師になるには所定の学校に行かなければなりません。
今回は鍼灸学校の学費・費用についてです。
鍼灸学校は大学と専門学校がありますが、まずは大学から行きましょう。
鍼灸大学の学費
「鍼灸大学 学費」でググったら、明治国際医療大学(元明治鍼灸大学)が出ましたのでこちらを一例に上げて紹介しようと思います。
1年次所要経費 | 2年次以降所要経費 | |||
入学手続時納入 | 後期納入(10月) | 前期納入(4月) | 後期納入(10月) | |
入学金 | 300,000円 | – | – | – |
授業料 | 725,000円 | 725,000円 | 725,000円 | 725,000円 |
施設設備費 | 150,000円 | 150,000円 | 150,000円 | 150,000円 |
計 | 1,175,000円 | 875,000円 | 875,000円 | 875,000円 |
※ 教育振興会費50,000円を入学手続時に別途徴収。
と言う事で1年次にかかる金額は、2,100,000円。
2~4年は各1,750,000円。
合計すると7,350,000円!
結構なお値段ですね(;^ω^)
4年間特待生を維持できると、290万円減額してもらえるみたいです。
奨学金や、教育ローンなどを利用する方が多いみたいですね。
平成26年度は鍼灸学部で計80名が奨学金を利用されたとHPに書いていました。
次は専門学校を見てみましょうか。
専門学校の学費
同じように「鍼灸専門学校 学費」でググります。
日本医学柔整鍼灸専門学校が1番目だったのでコチラを例にとって紹介します。
学科 | 鍼灸学科 | |
課程 | 昼間部 | 夜間部 |
入学金 | 15万円 | 15万円 |
初年度授業料 | 130万円 | 130万円 |
初年度授業料分納 | 1回目(入学手続き締切日)80万円、2回目(7/27)65万円 | |
2~3年次授業料 | 130万円 | 130万円 |
合計 | 405万円 | 405万円 |
※別途同窓会費として3年次に2万円必要です。
学費以外に教科書代・白衣代として3年間で11万5千円かかります。
コチラの学校は色々な学費サポートやコースがあるのでここでは紹介し切れません(;^ω^)
面白いと思ったのは、イノベーション・チャレンジ入試なるもので、なんと学費が3年間全額免除!入学金と教材費、国家試験受験費の約30~32万円で通えてしまうというコース(゚д゚)!
こんなコースがある学校は中々無いと思います。
また今は専門学校だと専門実践教育訓練給付金というハローワーク経由の給付金があります。
受給資格は雇用保険に一定期間入っていた方など条件がありますが、3年間で最大144万円の給付が受けられます。社会人の方には積極的に利用してもらいたい制度ですね\(^o^)/
※ちなみに自分の時はこんな制度はありませんでした(;´Д`)そもそも大学卒業なんで今でもこの制度は受けられないんですけどね(;^ω^)
まとめ
何も制度を利用しない場合は
大学の場合は4年間でおよそ735万円、
専門学校の場合は3年間で405万円という結果になりました。
またここに3~4年の生活費がかかってきます。
下宿なのか、通学なのかで変わりますがそれなりの金額が必要ですね(;・∀・)
専門学校の方が国家資格を早く取れるし、安いのでとにかく早く資格だけ欲しいという方にはおススメですね!(大学であっても3年次に国家試験を受験できる所もあります。)
また夜間部など働きながら通学出来るので、仕事をしながら学校に行きたいという方にもおススメです。
大学の場合は、研究機関がある所が多いので多少時間はかかっても、鍼灸についてしっかり勉強したい、また学士の資格が欲しいという人にはおススメです。
自分は大学でしたが、買うとうん百万する研究機器が揃っていたり、業界ではかなり有名な先生(セミナーに出るには1回5万円~)が教鞭を取っておられたりと学費はかかりましたが、それなりのメリットを感じる事は出来ました。
どうしてもお金と時間がかかることなので、実際にオープンキャンパスなどに行って学校の雰囲気や、通学されている学生さんの話を聞いてみるのが良いですね\(^o^)/
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