今回は『東洋医学って何?』という疑問についてお答えします。
東洋医学とは
東洋が指す範囲が多様であるように、東洋医学に含まれる範囲も一様ではなく、文脈・視点によって異なる。
wikiには↑こう書かれています。
『東洋医学』という言葉を使ってる人間がどこにいるかによって
内容は変わりますが、日本で言う場合には
現代医科(病院など)で行われているものを西洋医学とし、
それの反対の物として鍼灸術を東洋医学という場合が多いと思います。
また東洋医学には鍼灸術だけでなく、漢方薬も含めることが多いです。
基本的には中国本土では、鍼灸単体で存在するのではなく、
漢方薬とセットで成り立っている物です。
※日本の場合は資格の業務範囲の違いなどもある為、
鍼灸師が漢方薬を処方することは出来ません。
ただ、中国では鍼灸治療を行った上で足りない部分を
湯液(漢方薬)で補助するという事が通例となっているそうです。
治療して「はい終わり!」よりも
家でも出来る養生(漢方)を併用する方が効果は上がりそうですよね!?
どの辺が西洋医学と違うのか。
東洋医学的思想では、症状や病気を治すと言う考えはあまり適しません。
西洋医学では胃が悪いとなると胃薬が処方されたりします。
しかし東洋医学では問診や舌、脈、腹診を行い
その人の身体全体を診て各臓器のバランスを把握し治療します。
胃が悪いのに東洋医学で言う肝臓や心臓を治療することもありますし、
周りの環境や料理の味付けに口を出したりもします。
胃が悪いのにアナタは肝臓が悪いから・・・と別の場所を治療される。
不思議に思うかもしれませんが、胃が悪くなっている原因を探して治療をしているのです。
胃は単一で存在しているのではなく、
他の臓器もっと言えば全身とつながっていると捉え、
身体全体を1つの物として、バランスを取るように治療します。
悪いから取ってしまうという単一的な考え方でなく、
なぜ悪くなっているのか?を考え、
【胃の働きが落ちているから、働きを助けるように治療する。】
【胃に対して負担がかかりすぎなので、負担になっている物を取るように治療する。】
といった風に、補ったり取ったり、また両方行ったりと最適な方法を考えます。
少し横道にそれましたが、
東洋医学とは日本で言う場合は
鍼灸術、漢方薬などを含めた療法の事を言う。
これが私の思う東洋医学です。
※人によってはヨガやアーユルヴェーダなどを含めるといった意見もあります。
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